むし歯の治療で最も気になるのが痛みの心配です。痛みの不安から、むし歯ができてもぎりぎりまで我慢する方も時々いらっしゃいます。今は麻酔技術が進歩して、痛みの少ない治療ができる時代です。しかし初診時に麻酔を使うとかえって逆効果。不安や緊張から、痛みを強く感じてしまう場合があります。主訴の状態にもよりますが、当院では、初診時ではあまり歯を削ったり痛みを与えたりする治療はいたしません。薬で腫れや炎症を抑えたり、応急処置を行ったりしながら数回通っていただいた後に、本格的な治療に移ります。麻酔を使ったり歯を削ったりする時は、信頼関係ができあがっているので緊張せずに治療が受けられます。安心して委ねていただけますので、痛みやストレスを感じずに治療が受けられます。
痛みの少ない麻酔テクニック
もちろん、大きく歯を削る時は麻酔を使います。表面麻酔を使い、針を打つ時や麻酔液を注入時には、なるべく痛みを与えない工夫をしています。患者さまとコミュニケーションができてくると、不安や緊張が和らぎ、痛みが感じにくくなります。スタッフは、常に患者さまへの目配り気配り・お声がけをしながら不安を取り除いています。また小まめにうがいをすすめることで、治療中の苦痛を和らげています。
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むし歯は、CoからC4まで、5つのステージを踏みながら進行していきます。ひどくなると治療が困難になりますので、早期発見・治療で、歯を守りましょう。
Co:ごく初期むし歯
エナメル質の表面が酸で溶かされた状態で、脱灰といいます。この段階では治療をしなくても、歯みがきやフッ素を使うことで、再石灰化が期待できます。
C1:エナメル質のむし歯
エナメル質が溶かされて、うっすらと白濁した初期段階の状態です。まだしみたり痛くなったりすることはありません。治療は短期間ですみ、むし歯だけをごくわずか削りレジン(白い樹脂)を詰めます。
C2:象牙質のむし歯
むし歯が象牙質に達して、穴があいた状態です。この段階になると、痛みやしみなどの自覚症状が現れるようになります。治療ではむし歯を削って取り、削る量が少なければレジン(白い樹脂)を詰めます。大きく削った時は歯型を取ってかぶせ物を作り、歯に装着します。
C3:神経のむし歯
むし歯が広がって大きな穴があき、神経まで達した状態です。この段階になると、しみたり、激しい痛みや腫れなどの症状があります。治療では、むし歯になった部分と神経を取り(抜髄)、歯型を取って詰め物やかぶせ物を作って装着します。
C4:根のむし歯
歯がほとんど溶けてしまい、残っているのは根だけの状態です。治療では、歯質が残っていればむし歯になった部分と抜髄(神経を取る処置)をして、歯型を取ってかぶせ物を作り、歯に装着します。歯が残っていなければ、抜歯になります。